「営業」そう聞くと大変な印象を持ったり、
もしくは、会社の売上を支える稼ぎ頭のようなかっこいい印象を持つのではないでしょうか。
とは言え、現在では、消費者側がパソコンやスマホで自分の欲しい情報を知れる時代となり、
営業らしい営業がしにくくなってきていると思います。
ネットやシステムを駆使した専門的かつ戦略的営業により売り上げを上げなくてはいけない、難しい時代だと感じます。
そんな時代だからこそ、是非営業職の方は自分の仕事を楽にするツールや手段を一つはもっておくべきだと思います。
その中で、あまり知られていないですが、専門的な知識も必要なく、個人の方でも活用出来る営業支援ツール、
「オートコールシステム」をご紹介します。
目次
オートコールシステムとは?
オートコールシステムとは、あらかじめ録音しておいた音声を個人や法人の固定電話へ一斉発信し、
その電話を受けた方から、プッシュホンでその音声に対して回答をしてもらえるというシステムです。
簡単に言うと、「電話でアンケートが取れるシステム」というような感じです。
一般的な活用法など、オートコールについての概要はコチラ。
なんでオートコールが営業に使えるの?
電話でアンケートが取れる=営業に使える?あまりピンとこないと思います。
では、このようなアンケートをした場合はどうでしょうか?
今回は「リフォーム営業」を例に説明します。
こちらは、○○○○と申します。
今回こちらの地域でリフォームに関するアンケートを行っております。
1分ほどの音声調査ですのでどうぞご協力お願い致します。
質問を開始してよろしければ、電話機の*?ボタンを押して下さい。
<案内1>
それではお尋ねします。
現在 お住いの築年数はどのくらいですか?
10年未満の方は、番号の7を、
10年から20年未満の方は、番号の8を、
20年以上の方は、番号の9を
押して下さい。それではどうぞ。
<案内2>
次に、お住まいをもっと快適に過ごすために、
今すぐまたは今後、修繕したい場所はありますか?
外壁・屋根などの外回りという方は、番号の7を、
キッチンなどの水回りという方は、番号の8を、
よくわからないという方は、番号の9を
押して下さい。それではどうぞ。
<案内3>
次に、無料で点検・相談が受けられるのであれば、ご希望されますか?
希望してみたいという方は、番号の①を、
資料をみてみたいという方は、番号の②を、
よくわからないという方は、番号の③を
押して下さい。それではどうぞ。
<案内4>
最後の質問です。
今、電話口に出ていただいている方が、ご主人様でしたら、番号の①を、
奥様でしたら、番号の②を、
それ以外の方でしたら、番号の③を
押して下さい。それではどうぞ。
上記のようなアンケート、もしあなたの家庭にかかってきたとしたら、どうでしょうか?
答えてくれる人なんていないんじゃないか・・そう思いませんか?
ですが以外にもこんなに答えてくれる人がいます。
このように、事前にシステムに設定さえしておけば、オートコールシステムで回答してくださった方が自動的にリスト化されて出てきます。
要は、自動でアンケートが出来るシステムを、
「自動テレアポ」のような活用法をすることで、営業に役立てることが出来るわけです。
オートコールに任せる事で生まれるメリット
答えてくれる人が沢山いるのはわかったけど、これをどうするの?
そう思われた方もいるかもしれませんが、これかなり凄いことなんです。
①営業先リストを自動でリストアップできる
膨大なリストに一件一件手がけでテレアポをしたり、
飛び込み営業や知人の紹介などで営業先リストを必死になって作り上げる必要がなくなります。
人が行う作業には、気分や調子にばらつきがあり、不安定な時もありますが、
どの地域にどれだけ架電するか事前に設定するだけで、システムが自動的にアンケートを取ってくれるので
毎回一定数のリストが必ず上がってきます。
②気の優しい良い人がリストにあがってくる
このような突然かかってきた、音声アンケートに最後まで答えてくれる人を想像してみてください。
恐らく良い人だろうなと思いませんか?
実際その通りで、警戒心を持ちながらも、こちらの話をとりあえず一通りは聞いてくれる人が多いです。
テレアポや飛び込みといった営業で一番苦しいと感じる部分は、あからさまに迷惑そうにされ、自分の話を聞いてさえくれないという状況です。
話を聞いてくれやすい人へアプローチが出来るという事だけで、かなり精神面の負担も軽減されます。
③話のきっかけが出来る
何も前置きのないリストに対して連絡を入れる場合、
「こんにちは、○○株式会社の○○と申しますが、今回、、」
「あ、今急いでいるので」
自分とは関係がないと思うが否や切られてしまう。そんな経験はありませんか?
ですが、事前にアンケートに答えてもらっているので、
「こんにちは、○○の○○と申しますが、先日は自動音声のアンケートにお答えいただきありがとうございました」
と【御礼から入れる】ことで、次の話を聞いてもらいやすくなります。
このように話をするきっかけがあるだけでかなりアポがしやすくなります。
オートコールに合うもの・合わないもの
そんなオートコールですが、もちろん合うもの・合わないものがあります。
どの営業にマッチングするのか見極めるポイントが1つあります。
回答者はほとんどシニアor主婦
よく考えていただければお分かりいただけると思うのですが、「固定電話が設置してある家」に住む方が対象です。
となると若年層はあまり固定電話を設置していないため、自ずと主にシニア層が回答者の8割を占めるようになります。
(法人営業の場合は事務員さん等窓口に繋がることがほとんどです)
逆に言えば、シニア層をターゲットとした営業にはとてもマッチします。
例えば、リフォーム・便利屋・訪問マッサージ・在宅医療・不動産投資等。
自身の商材単価が安いか高いか
オートコールシステムは、電話(回線)を使用したシステムです。
システムそのものを導入となると、もの凄く高かったりします。
弊社集客王は代行発信なので、激安ですが、それでも「発信費」は掛かります。
あまり単価が安い商品を売るための営業には向かないでしょう。
オートコールを扱う業者によって費用やシステムで出来る事は様々です。様々な業者を比較し、どのくらい利益がだせそうか事前に見込む必要はあるでしょう。
業者比較方法については別記事で紹介しています。
もともとは、電話でアンケートが取れるシステムです。
使い方を工夫すれば、大体の営業には活用できますが、ターゲットは決まってくるので、気を付けましょう。
最後に
いかがでしたか。
時代はどんどん進化しており、ネットやスマホが主流の時代ですが、だからこそ、アナログと言われる方法が実は効果的だったりします。
時代の流れを逆手に取り、営業を楽しいものにしましょう。
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