選挙では、立候補する選挙区の有権者の声を集めて政策を絞り込んだり、選挙期間中の具体的な選挙戦術を練ることが必勝への大切な要素だと思います。
短期間で多くの対象に向けて調査を行う場合は、電話調査が有効です。
しかし、電話調査で有権者に一人一人聞くことは、時間や労力がかかります。
ここでは時間と労力のかからない電話調査の方法「オートコールシステム」の仕組みや、選挙戦略に役立つ活用法4つを紹介します。
オートコールシステムとは？
電話調査を効率的に行うものに「オートコールシステム」があります。
オートコールシステムとは、予め録音した音声を固定電話に自動的に発信して、アンケート調査や商品案内を行うシステムです。
自動音声が流れプッシュボタンで回答していただけるので威圧感もなく、有権者のリアルな声を集めることができます。
また、オートコールで回答いただく方は、基本的に50代以上（昼間在宅していて自動音声にも付き合ってくれる）であることが多く、実際の選挙の投票者の多い年代としてもピッタリ重なります。
ここからオートコールの効果的な方法４つをお伝えします。
1.世論調査
アンケート形式にして、選挙区の方が求めている政策や支持政党、支持者を聞くことが出来ます。
【アンケート内容見本】
＜質問１＞
あなたは○月に行われる「市長選挙」に投票に行く予定ですか？
投票に行くという方は ・・・７番 行かないという方は ・・・９番 まだ決めていないという方は・・・０番 を押してください。＜質問２＞
あなたは今度の市長になる方にどのようなことを望みますか？
教育の充実という方は ・・・７番 介護サービスの充実という方は ・・・８番 公共整備という方は ・・・９番 地域の活性化という方は ・・・０番 を押してください。＜質問３＞
現在、新聞等の報道によりますと、今回の選挙には３名の立候補者が予定されておりますが、現在の時点で、あなたなら誰を支持しますか？
現市長○○さんという方は ・・・７番 現市議会議員 ○○さんという方は ・・・８番 民間から立候補する○○さんという方は ・・・９番 を押してください。＜質問４＞
最後にあなたの性別・年齢をお答えください。
男性は ・・・７番 女性は ・・・９番 押してください・・・・・・・・・・
・支持政党の有無
・支援候補者
・投票に行くかどうか
・関心が高い政策
・年齢
・性別などのアンケートを流して答えていただくことで、より正確な情報として選挙活動に役立つ手段になります。
※アンケートの内容は用途に合わせて作成することができます。
【回答見本】
選挙の調査は関心が高い傾向がありますので、
通常のオートコール（2%～3％）に比べて平均5%～８％回答率があります。
【円グラフ】
【クロス集計】
円グラスとクロス集計により、深い分析を行うことができます。
2.候補者の肉声メッセージ
候補者本人の声によるメッセージを短時間に一斉に発信できます。
着信率や聞いていただけた秒数の集計もでるので、エリアごとに分析を行うこともできます。
この度○○市議会議員選挙に立候補しました、○○○○○○と申します。
今回の選挙において私は○○○○に力を入れた政策を・・・・・・・・・・〇月〇日の選挙まで、悔いのないよう、全力で走ってまいります。
○○○○○○をどうぞよろしくお願いいたします
3.投票依頼
選挙期間中の電話での投票依頼もオートコールシステムがあればたくさんの人に声を届けることが出来ます。
候補者ご本人の声や党首や知名度の高い方の応援コールを行うことでより強くアピールすることができます。
こんにちは
○○○○党の○○○○です。
録音の声で失礼します。
この度の○○市議会議員選挙に挑戦しています。
皆様には投票用紙に○○○○と記入いただくよう宜しくお願い致します。
○○○○党の○○○○をどうぞよろしくお願いいたします。
4.政治活動用ポスターの承諾
ポスターを掲示しようとする場合にはその所有者（管理者）の承諾を得なければといけません。
オートコールでは、そういったポスターを貼る承諾も聞くことができます。
【アンケート内容見本】
＜案内①＞
〇〇党では、議員定数削減を必要と思われる方にポスター掲示のご協力をお願いしております。
ポスターの掲示をしてもよいという方は、番号の⑦番を 協力しないという方は番号の９番を押して下さい。
【回答見本】
まとめ
選挙活動は、まずは有権者の方の声を聴くことが大切だと思います。
それを聞くための手段は色々あると思いますが、短期間でたくさんの声を集めるためには、
オートコールシステムが最適で最強のツールになると思います。
有権者の方声を聞いたり、アピールするツールとして、選挙活動する際のお役に立ちましたら幸いです。
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