不動産営業は辛い?

僕は会社の事をなるべく多くの人に知ってもらいたいと思い ビジネス交流会に良く参加します。

週に一回くらいは参加したいと考えています。

ビジネス交流会の参加者

参加者は基本的に何とか人脈を広げて自分の営業に生かしたいと考えている方が多く出席します。

参加者で一番多いのは保険の営業の人と 不動産営業、投資用不動産営業の方です。

それだけ集客に困っている人が多いのでしょう。

東京の不動産の価格

現在東京の不動産の価格は上がっており 営業も強気な人が多いようです。

東京には人が集まってくる→東京の土地の面積は限られている→不動産価格は下がらない。
と言うのが趣旨の様ですが 僕のようにバブル経済とその破綻を経験してきたものには本当かな?
と言う気持ちがあります。

1985~1990年にかけて日本経済はバブルを経験しました。

今の20代、30代の人にはバブル経済と言うのが実感として捉えられない人も多いようです。

バブル経済とは

バブル経済と言うのは日本の実力以上に株価や土地価格が上がる事で空前の好景気になりました。
僕もその頃は結構泡まみれになり例えばロサンジェルスからラスベガスに行くのに
ヘリコプターをチャーターしグランドキャニオンに着陸してキャビヤとシャンペンでランチをし
そのままラスベガスに乗り込むと言うような事もあったのです。

夜の銀座等でタクシーを捕まえるのは不可能に近く客がタクシーの窓から運転手に一万円札を
投げ込んで頼んでもタクシーはもっと良い客を求めて平然と乗車拒否をすると言う時代でした。 

バブルの絶頂期には東京都の土地の総価格がアメリカ全土の価格を上回ったのです。

その時は皆が熱に浮かされたように不動産を買いあさりました。

日本だけでなく海外の土地も買いあさりました。

その当時のブルースウィルス主演の「ダイハード」の舞台も」ロサンゼルスのナカトミビルと言う
日系の会社と言う設定でした。

バブル時代の不動産の価格

・日本の総面積は限られている(戦争でもしない限り増えない)

・皆より良い住宅に住みたいと考えている。

その頃の日本の住宅事情は海外から日本人はマッチ箱に住んでいると言われるほど劣悪でした。
皆この劣悪な住宅から逃れてより良い住まいを求めていたのです。

・日本の土地の価格は下がる理由が無い。

と言う今と同じような論理で不動産価格は上がり続けたのです。

バブル崩壊時の不動産価格

その時ある一人の会社員が考えました。
「こんなに土地の値段が上がったのでは僕にはマイホームは無理だ。あきらめよう。

そう思う人がぽつぽつ出て来て今まで急上昇していた土地価格の上昇カーブが下がってきたのです。

そうすると土地を買いあさっていた人が「今の高値で土地を売ってしまった方が良いかも知れない」と思ってそろって土地を売りに出したのです。

そう思う人がどんどん増えて来て土地の価格が下がりだしたのです。

 

そうなるともう一気呵成です。
なるべく早く土地を売ってしまおうとほとんどの人が思ったため土地の価格は真っ逆さまに
落ちて行ったのです。

土地の値段は真っ逆さまに落ちて行っても買う人がいません。
後は売り気配のまま土地の値段は紙くずのようになってしまったのです。

 

これは需要(土地を買いたい人の数)も供給(土地の総面積)もバブルの絶頂期と殆ど変化は無かったのですが 人々の考え方が少し変わっただけでこうなったのです。

何故東京の不動産は高いのか?

振り返って今はどうでしょうか? 確かに人は東京に集まってきています。
地方は益々過疎化していきます。

どうして東京に人が集まるのでしょうか?
東京には多くの会社が集まっています。
会社同士で連絡を取り合うのもお互いに訪問するのも便利です。

お役所も東京に集まっているのでお役所との折衝にも便利です。
お店も集まっているのでショッピングに非常に便利です。

東京一極集中は続くのか?

ただ、これからはどうでしょうか?
会社員は何故同じオフィスで仕事をするのでしょうか?
これはコミュニケーションが非常にとり易く社員全員のベクトルを合わせるのに便利だからだと
思われます。

但し SNSの発達によりコミュニケーションは非常にとり易くなり必ずしも一つの場所に集まる必要性は低くなってきているのではと思います。

市販のソフトでもバーチャルオフィスと言うようなものがあり一つのプロジェクトに関わっている人
全員がまるで一つの部屋にいるようにデーターの授受やコミュニケーション、通知、連絡が
出来るものがあります。

そうなると全社員が一つのオフィスに集まる必要性は低くなります。

 

僕が米国系の企業の社長をしていた時には世界36か国を結んで毎週オンラインミーティングが
ありました。
難点は全世界を結ぶミーティングと言う事になると開催時間は太平洋が夜の時しかないと言う事です。

その為 オーストラリア、日本、中国は夜遅くで南北アメリカは朝早くと言う事になる事です。

その時僕は上海にいたので 36ヶ国もの36種類の英語の会議に毎週夜遅く出席して
閉口したことが思い出されます。

例えばイタリア人の話す英語はぼんやり聞いているとイタリア語を話しているとしか聞こえないような
英語を話します。

今も定期的に中国とミーティングをしていますが 通訳をしてくれる中国人がニューヨークに
転勤になってしまったのです。

それでもWeChatと言うSNSで日本で発言したことをNYで通訳し中国人が理解すると言う事が
普通に出来ます。

又ショッピングもアマゾンやYahoo、楽天を始めとするオンラインショップが益々ふえてきています。
買い物の為に東京に出る必要性は低くなってきます。

役所とのヤリトリもオンラインで行う事が増えて来るでしょう。
そうなると会社も必ずしも東京にある必要性は下がってきます。

東京の不動産の価格は下がるかも知れない

上記のように社員が毎日同じオフィスに集まる必要が低くなると住居も会社の近くにある
必要性は低くなってくるでしょう。

東京の一極集中は崩れ 真の地方活性化の時代が来る可能性もあるかもしれません。

その時 東京の地価は今より下がるかもしれません。

不動産の販売も「必ず東京の地価は上がる」ではなくて上記の状況も考慮した販売が必要になるでしょう。

不動産営業のあり方

そう言う時代の不動産営業はどうあるべきでしょうか?

不動産の特徴は一件当たりの単価が高い事があげられます。
多くの人にとって人生で一番高い買い物になります。

先ず営業マンが信頼できる人であると言う事が第一条件です。

不動産の価格についても「絶対上がる」とか強引な言葉は使わない方が良いと思います。
特に投資用不動産を販売している場合は価格が下がった時も購入者が痛手を受けない或いは
痛手を少なくする方法を会社として考えておく必要があります。

これは営業マンと言うより会社として対策を考えておく必要があります。

そしてその方法について誠実に説明する事が前提です。

見込み客の集め方

誠実に説明すると言っても見込み客をどうして見つけるかと言う問題があります。

誠実に誠実に説明を行う事によりあなたのファンが増えて行って見込み客を紹介してもらう事も
増えて来るでしょう。それが出来れば一番ですね。

将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」と言う言葉にあるように見込み客の周りの人に納得してもらい
見込み客に勧めてもらうと言うのも遠回りのようで早道だったりします。

見込み客に一番影響力がある人と言うのはやはりその人の親でしょうね。

その親の世代をターゲットとして集客すると言うのに非常に良い方法があります。

集客王です。

集客王はシニア世代に対してアプローチできる集客のツールです。
そのようにしてシニアの見込み客を集め誠実に説明する事によって彼らの子供に勧めてもらう。
このような方法がルーチン化すれば不動産営業も辛いものではなくなるのではと思います。

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